2022-01-01から1年間の記事一覧
前作で当たった着うた泣き歌路線一直線という感じでシングルは全体的に着うた仕様となっている。GIORGIO 13さんの楽曲をメインにシンプルなオケに綺麗なメロディに分かりやすい歌詞という徹底的に当時のヒットを狙い、シングルはどれも着うた中心に大ヒット…
非シンガーソングライターかつブレイク前の1stアルバムにありがちなとっ散らかったアルバムで、着うた仕様な泣き歌以外にもソニーらしいバンドサウンド風ポップスやPerfumeの影響下と思われる打ち込みテイストな楽曲が雑多に入り混じっている。ソニーの売れ…
前作のときに「これ以上深化したらそろそろついていけないかも……」って思ったら本当にその通りのアルバムが来てしまった。前作にも増してシンプルな打ち込み中心のオケで構成されており、淡々としている。盛り上がる曲はSkrillexと組んだ「Face My Fears」く…
ひたすらシンプルを追求した前作が再デビューアルバムだとしたら今作は2度目の2枚目のアルバムという言葉がぴったりなアルバムで、歌詞もメロディーもアレンジも前作より洗練されたように思える。前作はシンプルな中に魅力を見つけていったという雰囲気では…
活動休止からの再開を経て8年ぶり(Utada名義含めても7年ぶり)となったアルバムで、これまでの打ち込み一辺倒の作風から一転して全曲で生音が使用されている。生音を使用しているといっても盛り盛りのアレンジのものは皆無で、先行で出た曲以外は音数が2-3程…
全米2ndアルバム。全体的にシンプルなオケにピアノ主体の綺麗なメロディが多くを占めており、やたらと分かりにくい印象のあった全米1stに比べると異様な程に聴きやすくなっている。さすがに直近で日本で出たアルバムよりはややクールというか全体的にリズム…
前作に引き続き本人が全面的に担当したシンプルな打ち込みが大半を占めるアルバムではあるが、重たい空気に支配されていた前作に対して驚くほどに軽やかな雰囲気になっており、1曲目のタイトル「Fight The Blues」に顕著に現れている。前作以降、離婚を経て…
全米デビューアルバムを挟んだこともあり日本語としてはなんと4年ぶりのアルバムで、この間に本人単独アレンジに移行した(最も古いシングルの「COLORS」のみ河野圭さんとの共同アレンジ)。殆どが本人の軽い打ち込みと僅かなキーボードのみで構成されており、…
宇多田ヒカルさんの全米デビューアルバム。宇多田ヒカル名義とは全く異なる作風で、全体的にミニマルなオケに所々オリエンタル要素がありキャッチーな部分もあるにはあるが日本語の曲にあったポップ要素はリード曲の「Easy Breezy」にあるくらいで他の曲には…
本人が本格的にアレンジに関わるようになった初めてのアルバムで、デビュー当初から関わっている河野圭さんの共同アレンジで全曲の編曲を担当している。その結果、デビュー当初R&B主体だった音楽性は一気にシンプルなポップス主体に変化した。一応R&Bっぽい…
前作のR&B風味な音楽性はそのままに歌詞もアレンジもパワーアップするというシンガーソングライターの2ndアルバムらしい2ndアルバムで、既発のシングル曲が多いこともあるが前作に比べると最後までしっかり聞き通せるアルバムになっている。アレンジに関して…
衝撃のデビューアルバム。デビューするや否やあっという間に話題になってしまい、後に藤圭子さんの娘という情報も伝わると上の層にまであっという間に伝搬した。そんな最中で出たアルバムということもあり、約750万というシングルアルバムアナログCD問わず日…
2020年のコロナ禍を踏まえて制作されたアルバムで、100年前のスペインかぜを取り扱った「1920」や、ノートルダム大聖堂の火災を取り扱った「ノートルダム」、別離を描いた「離れる日が来るなんて」、それでも人は会いたい想いを全面に出す「雪の道しるべ」「…
タイトルは「これまでの記憶が全て図書館のようにしまわれておりそれが今の自分に繋がっている」という想いを表したもののようで、過去から度々出てくるスピリチュアルな側面が出たアルバムとなっている。確かに、もう会えない人を歌った表題曲や会いたい想…
「Babies are popstars」「雨に願いを」「シャンソン」等の要所要所の楽曲がストリングスを活用したクラシカルな楽曲になっているために劇伴・舞台音楽集のような印象を受ける。またここ最近は落ち着きを感じるアルバムが多かったが「Babies are popstars」…
タイトルの通りここ最近のシンプルな作風に比べるとやや情景描写多めの絵画的な歌詞が多いアルバムで、80年代後半以降は抽象的な歌詞が主体となっていたこともありこういう感覚は「ALARM à la mode」以来かもしれない。ただ80年代に戻っただけではなく「バト…
ここ数作あったような季節感は特にない、後の大ヒットベストアルバム「日本の恋と、ユーミンと。」への収録曲がない、ファンの間でも共通と思われる名曲はない(「人魚姫の夢」は紛れもなく名曲だと思うけど)、収録曲数は従来のデフォルトの10曲……といった感…
前作に引き続き夏を感じられるアルバムで、夏や海をテーマにした楽曲が半分近くを占めている。ただ前作よりもメロが格段に印象に残り、良い意味での落ち着きと貫禄が出ている。80年代あたりは楽曲そのものは凄かったとはいえ背伸びしたものが多かったし、00…