宇多田ヒカル / Utada

BADモード / 宇多田ヒカル

前作のときに「これ以上深化したらそろそろついていけないかも……」って思ったら本当にその通りのアルバムが来てしまった。前作にも増してシンプルな打ち込み中心のオケで構成されており、淡々としている。盛り上がる曲はSkrillexと組んだ「Face My Fears」く…

初恋 / 宇多田ヒカル

ひたすらシンプルを追求した前作が再デビューアルバムだとしたら今作は2度目の2枚目のアルバムという言葉がぴったりなアルバムで、歌詞もメロディーもアレンジも前作より洗練されたように思える。前作はシンプルな中に魅力を見つけていったという雰囲気では…

Fantôme / 宇多田ヒカル

活動休止からの再開を経て8年ぶり(Utada名義含めても7年ぶり)となったアルバムで、これまでの打ち込み一辺倒の作風から一転して全曲で生音が使用されている。生音を使用しているといっても盛り盛りのアレンジのものは皆無で、先行で出た曲以外は音数が2-3程…

This Is The One / Utada

全米2ndアルバム。全体的にシンプルなオケにピアノ主体の綺麗なメロディが多くを占めており、やたらと分かりにくい印象のあった全米1stに比べると異様な程に聴きやすくなっている。さすがに直近で日本で出たアルバムよりはややクールというか全体的にリズム…

HEART STATION / 宇多田ヒカル

前作に引き続き本人が全面的に担当したシンプルな打ち込みが大半を占めるアルバムではあるが、重たい空気に支配されていた前作に対して驚くほどに軽やかな雰囲気になっており、1曲目のタイトル「Fight The Blues」に顕著に現れている。前作以降、離婚を経て…

ULTRA BLUE / 宇多田ヒカル

全米デビューアルバムを挟んだこともあり日本語としてはなんと4年ぶりのアルバムで、この間に本人単独アレンジに移行した(最も古いシングルの「COLORS」のみ河野圭さんとの共同アレンジ)。殆どが本人の軽い打ち込みと僅かなキーボードのみで構成されており、…

Exodus / Utada

宇多田ヒカルさんの全米デビューアルバム。宇多田ヒカル名義とは全く異なる作風で、全体的にミニマルなオケに所々オリエンタル要素がありキャッチーな部分もあるにはあるが日本語の曲にあったポップ要素はリード曲の「Easy Breezy」にあるくらいで他の曲には…

DEEP RIVER / 宇多田ヒカル

本人が本格的にアレンジに関わるようになった初めてのアルバムで、デビュー当初から関わっている河野圭さんの共同アレンジで全曲の編曲を担当している。その結果、デビュー当初R&B主体だった音楽性は一気にシンプルなポップス主体に変化した。一応R&Bっぽい…

Distance / 宇多田ヒカル

前作のR&B風味な音楽性はそのままに歌詞もアレンジもパワーアップするというシンガーソングライターの2ndアルバムらしい2ndアルバムで、既発のシングル曲が多いこともあるが前作に比べると最後までしっかり聞き通せるアルバムになっている。アレンジに関して…

First Love / 宇多田ヒカル

衝撃のデビューアルバム。デビューするや否やあっという間に話題になってしまい、後に藤圭子さんの娘という情報も伝わると上の層にまであっという間に伝搬した。そんな最中で出たアルバムということもあり、約750万というシングルアルバムアナログCD問わず日…