2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧

U-miz / 松任谷由実

ミリオンを記録した大ヒットシングル「真夏の夜の夢」を収録したアルバム。シングルで出ていてかつ現在でもユーミンを代表する1曲ということもあって「真夏の夜の夢」の印象が強すぎる感はあるが、それを除けば前作「TEARS AND REASONS」に引き続き、気持ち…

TEARS AND REASONS / 松任谷由実

「天国のドア」以降どんどん脱バブルしていって全体的な雰囲気はバブル以前に戻った。デビュー以来どんどん時代の先を突き進んでいったユーミンが進化を止めたとも取れるが、デビューから20年経過し、もう相当数の名曲佳曲を残した状態なのでこれが自然な流…

DAWN PURPLE / 松任谷由実

前作「天国のドア」に引き続き脱バブル進行中といったイメージのアルバムで、それでも前作はSynclavierの多用は相変わらずだったが、今作に関しては明確に生音も増えてきている。また、打ち込みの曲に関しても「Happy Birthday to You」や「千一夜物語」のよ…

天国のドア / 松任谷由実

約200万枚という当時の日本のアルバム史上最高売上を更新する大ヒットとなり、1990年にして来るCDバブルの幕開けとなった1作。あまりに凄まじいことになった売上や当時の無敵感からかどうにも「Delight Slight Light KISS」あたりから音楽が二の次になった印…

LOVE WARS / 松任谷由実

前作に引き続きシンプルな詞と表層の良さを抽出したようなメロとSynclavierによるドッカンバッコンしたアレンジが全編支配するアルバム。アルバムとしての印象も前作と全く変わらず、いい感じに作り込まれてはいるんだけどこの息苦しさはやはりバブルっぽく…

Delight Slight Light KISS / 松任谷由実

前作に引き続きSynclavierを多用したアルバム。そんなわけでサウンドの質感は全く変わらないんだけど、メロや歌詞がそれまでと結構雰囲気が異なり、メロは以前のようなドキャッチーさやポップさはあまり見えずオケに埋もれている印象で、歌詞も比較的シンプ…